ドアのすき間にはどの防音テープを使えばいいの?自分の声や音楽がドアから漏れているのでなんとかしたいな…。部屋に入ってくる音や風、虫も気になる…
このような悩みを解決します。
実際にわたしは、隙間テープだけで音の悩みがかなり解消しました!
- お金をかけず簡単DIYでドアの隙間対策
- ドアの防音隙間テープの選び方
- 防音隙間テープ『エプトシーラー』の効果を検証
- ドアの防音テープの貼り方&貼る場所
- ドア下の隙間に追加テープで防音強化
この記事は、玄関のドア、部屋のドアどちらの防音対策にも有効な内容です。
ドアはすごい隙間だらけなので、ドアの4辺に隙間テープを貼ったら音だけでなくすきま風の防寒対策や虫の侵入の対策もできました。
わたしは地方にUターンしてきたのですが田舎の実家は木造なので、2階にある自室の音が1階まで聞こえたり、1階の声が2階の部屋まで聞こえて悩んでいました。
ドアの隙間からは冷たい風が侵入し、暖かい風が逃げていくのも冬場はやっかいで…。ドアのすき間について調べ、お金をかけずに防音に成功したのでその方法をシェアします。
隙間テープだけで実際に効果があったので、同じように音漏れで悩んでいる人の参考になればと思います。
音漏れを防げれば、風や虫の侵入にも効果ありますよ。
隙間テープだけで実際に効果があったので、同じように音漏れで悩んでいる人の参考になればと思います。音漏れを防げれば、風や虫の侵入にも効果ありますよ。
ただし、防音テープのみでは結果に満足できない方もいると思います。
それでもやらないよりはマシですし、誰でも簡単にできるのでおすすめです。
ドアの防音はすき間テープで対策!簡単DIYで賃貸でもOK
玄関のドアであっても室内のドアであっても、ドアは4辺全てに隙間があります。
ドアの防音対策は、防音用のドアに付け替えたり、吸音シートや遮音パネルを貼り付けたりと大がかりな対策もありますが、まず最初にやるべきは隙間を埋めることです。
ドアは窓より隙間だらけ
部屋のドアからこんなにも音が漏れているとは知りませんでした。
私はUターン帰省で実家に戻ってきたのですが、「またギター弾き出したの?」と言われ、音漏れにハッと気づかされました。
ドアをまじまじと見ると、ドア下の隙間は風がこんなに入ってくるほどスカスカだったのかと驚きました…。
注意深く初めて見たのですが、ドア下だけでなく4辺全てが窓よりも隙間が空いているんですね。
これは早急に埋めなければプライバシーを守れません。
ドアの隙間を埋めれば防寒対策にも
防音隙間テープを今回使用しましたが、ドアの隙間を埋めること自体に大きなメリットがあるので、簡単に説明しておきます。
- 外気の侵入を防ぐ
- 暖かい空気を逃さない
- エアコンの効率が上がり光熱費節約
- ドアを閉める音を和らげる
- ホコリが入ってくるのを防ぐ
隙間をとりあえず防げば、上記のどの効果も期待できます。
ですが、音は特殊なので、防音に関してはテープをちゃんと選ばないと効果が期待できません。
防音目的であれば防音に向いている隙間テープをまず使用することが大切ですね。副効果で上記のメリットも受けれますよ
ドアの防音対策におすすめの隙間テープ
窓、サッシの防音対策の時に隙間テープについて調べ、実際にいくつかテープを購入してみました。
結果を言うと、ドアの防音に向いている隙間テープは「エプトシーラー」という特殊なゴムです。
エプトシーラーも含め、ドア向けに各種隙間テープの良し悪しを解説します。
①:ウレタン(スポンジ)
ダイソーなどの100均でも気軽に手に入り、一番よく見かける隙間テープです。
隙間を埋めるには十分そうに思えますが、ウレタン製のテープは耐久性がなくボロボロになるので選ぶのは避けた方が良いです。
このスポンジタイプは窓の防音対策の時に最初に試しました。騒音測定をしたのですが、ほぼ効果無し。
機密性がなくスカスカなので音が出入りしてしまうのでしょう。
クッション性はあるので、ドアのバタンという戸当たり音を防ぐことはできます。
②:ゴム(または樹脂)
中が空洞になったP型タイプの隙間テープです。
一言にゴムといってもいろんなゴムの種類がありますが、おすすめできないゴムは厚みのあるゴムです。
厚みがあるとドアが閉まりません。
上の写真のような空洞タイプのP型ゴムは凹みますので、ドアの開け閉めはできます。
ただし、ゴムタイプをドア下に貼るにはデメリットがあります。
- ぴったりの高さで用意しないと隙間ができる
- そもそもぴったりの高さを用意するのが難しい
- ゴムがこすれるので開け閉めが重くなる
- 開け閉めによりこすれて剥がれやすくなる
ゴムの隙間テープを使うのであれば空洞タイプのP型がおすすめですが、ドア下以外の3辺で使いましょう。
③:毛足(モヘア)
ネットでは毛のタイプも見かけますね。
お風呂場の引き戸や網戸で使われており、戸がこすれる音を和らげたりすき間を埋めてくれます。
すきま風や虫の侵入は防げそうですが、毛の機密性では防音はむずかしそうですよね。
すきま風のために貼ってみたら防音もちょっとできたかも、といった二次的なラッキーはあるかもしれません。
④:エプトシーラー(EPDMゴム)
「エプトシーラー」も「EPDMゴム」も初めて聞く人は多いと思いますが、エプトシーラーとは日東電工さんが作っているEPDMゴムの一種です。
EPDMゴム(耐候性・耐熱性・耐寒性・耐久性に優れたゴム)に、日東電工さんが独自に音や振動にも効く性能をプラスしたのです。
そう、これこそが探し求めていた防音隙間テープなのです。
ドアの防音対策を隙間テープで手軽に安く済ませるならば、正直エプトシーラーの一択です。
実際に貼って騒音測定した結果をこのあとに書いてあります。
ゴムの一種ですがスポンジのように柔らかいので、ドア枠に貼ってもちゃんと閉まります。
伸縮が自在なのでドアの開け閉めが容易ですし、閉まっている時はぴったり隙間にフィットしています。
そしてスカスカなスポンジとは違って、EPDMゴムなので柔らかいのに蜜です。機密性が高い!
わたしは厚さ5mmのエプトシーラーをドアの左右に使用しています ↓
Amazonなら1個200円ほど、楽天なら1個250円ほど。まとめ買いして送料は1回で済ませるのがおすすめです。
厚さ10mmのエプトシーラーはドアの上下に使用しています ↓
EPDMゴムでも良いと思います。エプトシーラーとは違い幅が15mmです。長さは10mあります!
ドアの隙間を埋める防音隙間テープの効果を検証
100均で買ったウレタン(スポンジ)は窓のときに試したのですが、騒音数値はほんの少し下がったけれど、体感では音が小さくなったとは感じませんでした。
100均のウレタンの検証は、窓に貼る防音テープの効果を検証!自作で安く仕上げる窓の防音対策に書いてありますので参考にしてみてください。
それではドアにエプトシーラーを貼る前と貼った後の騒音レベルを計測してみます。
音楽を流してドアの外で数値を計測してみると、テープを貼る前はだいたい「56〜59db」でした。
テープを4辺に貼って計測します。
測定の結果は、平均「46db」でした!
「11〜12db」くらい音量が小さくなりました。
下がるものですね!とても嬉しいです!
実際テープを貼ってない時より音が小さくなっているのがはっきりわかりました。
もっと早くやっておけば良かったです笑
ドアの防音隙間テープの貼り方&貼る場所
ここでは失敗しないテープの貼り方、貼る場所を具体的に説明します。
ドア下は床にテープを貼り、それ以外の3辺はドアが当たる枠に貼ります。
①:テープを貼る場所をきれいに掃除する
まず接着部分をきれいにします。
接着部分が汚れていると、水分やゴミ、ほこりによって接着部分がはがれやすくなります。
しっかり貼れないと効果が落ちますので必ずきれいにします。
中性洗剤などで拭いた後、乾いたタオルで空拭きしましょう。
②:使用する分の長さにテープをカットする
貼る場所それぞれの長さを測り、その長さにテープをカットします。
長いままでは綺麗に貼りづらいので失敗する可能性があります。
しっかり貼るには、先に使用する長さに切っておくことが大切です。
③:3辺のドア枠に貼る
はくり紙を少しずつ剥がしながらドアの当たる枠に貼っていきましょう。
一気に粘着部分を剥がしてしまうと、曲がったり他に貼りついたりするので少しづつ貼るようにします。
15㎝ほど剥がして貼る、を繰り返す感じです。
戸当たり防止のゴムテープが最初から付いていたので、エプトシーラーはその上から貼りました。
私の場合は3辺の隙間の空き方が違ったので、左右に5mm厚を貼り、上の枠に10mm厚を貼りました。
④:ドア下の床に貼る
ドアが簡単に取り外せるならドア本体の下に貼ってもいいと思いますが、私はドアを外さず床の方に貼りました。
ドア下は10mm厚を貼りました。
10mm厚でも凹むと4mmほどになるくらい柔らかいので、ドアを開け閉めする時にも抵抗を感じません。
段差ができるわけではないのでつまづこともなく、柔らかいので踏んでも問題なしです。
今までは光も風も漏れていたのに、ドアを閉めると伸縮自在なエプトシーラーが、隙間にピッタリ収まっています。
⑤:テープのはがし方
経年劣化で張り替える時、賃貸物件で部屋を明け渡す時などテープをはがす時があれば以下2つの方法がおすすめです。
- 100均に売っている「シールはがし」を利用する
- 粘着素材は熱に弱いので、ドライヤーで温めてからはがす
ドア下の隙間に追加テープで防音と防寒を強化
ドア下の隙間は部屋の中で一番大きな隙間だと思います。
ドア下の隙間を別のテープを追加して徹底的に埋めてみました笑
今まで紹介した隙間テープとは違う隙間テープを貼ってみました。
エプトシーラーをすでに貼っているので正確な数値の検証にはなりませんが、このドア下用テープも貼って数値の計測をしてみました。
う〜ん、1dbくらいは追加で下がったかな笑。すきま風対策にはより効果あるかもです!
私が使ったシリコンの物は薄いので、音とすきま風の対策補強にはこちらのドア下専用のゴムがいいかもですね。
まとめ:ドアの防音とすきま風対策には『エプトシーラー』!賃貸でも簡単にDIY可能!
ドアの防音用テープの種類を紹介し、テープの貼り方を解説しました。
工事の必要がないかんたんなDIYなので、賃貸物件の方には特におすすめです。
冬場は冷たい風が入ってくるのを防いでくれますし、暖かい空気も逃しません。
冷え性の私にはもってこいです。今までの部屋でも対策しておけば良かったです笑
わたしの部屋は窓以上にドアのすき間が空いていたので、今回のドアのすき間対策はとても効果的でした。
エプトシーラーは厚さ5mmか厚さ10mm、ドアの隙間に合わせて選んでください。
Amazonなら1個200円ほど、楽天なら1個250円ほど。まとめ買いして送料は1回で済ませるのがおすすめ。
楽器を演奏する人や歌う人、騒音の大きい場所に住んでいる人などは、ドアに遮音シートや吸音パネルを貼るなどの防音対策が必要だとは思います。
また、床に防音カーペットを敷いて下の階への音漏れの悩みを解決した記事も良かったらチェックしてみてください。音で悩んでいる人の参考になると思います。