
WordPressブログを開設したのですが、最初に必ず入れておくべきプラグインはありますか?プラグインが多くて迷っているのでおすすめを教えてほしいです。
このような悩みを解決します。
この記事の内容
- おすすめプラグインを紹介するにあたって
- 入れるべき必須のWordPressプラグイン5選
- 入れておくと便利な人気プラグイン5選
- プラグインのインストールと有効化
WordPressブログを開設したばかりの初心者は、自分がどんなプラグインを必要としているのかがそもそも分かりません。
たくさん入れすぎてもサイトが重くなったり、使い道が分からなくてほったらかしになってしまいます。
これだけは最低限というべき必須プラグインを厳選しましたので、最初はまずこれだけ押さえておけば大丈夫です。

ブログを作ったばかりでどのプラグインを入れていいか分からない初心者に、必ず入れるべきプラグイン5つと、入れておくと便利な人気プラグイン5つを紹介します。
プラグインのインストール方法(入れ方)についても記事後半で説明しています!
・最初からインストールされている「Hello Dolly」というプラグインは全く必要ないため削除してしまってOKです。
・エックスサーバーでブログを作った人は、「TypeSquare Webfonts for エックスサーバー」というプラグインも削除しましょう。
おすすめプラグインを紹介するにあたって

プラグインとは、WordPressの機能を拡張するアイテムで、そのほとんどが無料です。
パソコンやスマホでも写真加工や表計算、翻訳、スケジュールなどたくさんのソフトやアプリがあるように、WordPressに好きな機能を組み込むことができるのがプラグインです。
スマホは購入してそのままでも使えますが、好きなアプリを入れて便利に使う人がほとんどですよね。

WordPressもプラグインをインストールすればより便利になります。
WordPressテーマを導入していればプラグインは必要最低限でOK
便利なプラグインが多いのですが、WordPressテーマ(デザインテーマ)をすでに導入している人は、テーマがすでに優秀なのでプラグインによる追加機能は最低限で大丈夫です。
便利だからといって多くのプラグインを追加すると、その分パフォーマンスが低下します。
プラグインの入れすぎによるデメリット
- プラグイン同士で不具合を起こす
- サイトの表示が遅くなる
- セキュリティの低下を招く
まずテーマを導入しWordPressの機能を底上げすれば、無駄にプラグインで補う必要がなくなります。
初心者は今回紹介する必要最低限の10個でまず十分です。
今後ブログ運営をしていく中で、必要なプラグインが出てくればその都度追加していけばいいですよ。

まだテーマを導入していない方は、こちらの記事でおすすめテーマを紹介していますので参考にしてみてください。
-
-
ブログにおすすめのWordPressテーマ【迷える初心者のために厳選】
プラグインの選び方
プラグインの選び方にはちょっとしたコツがあるのでかんたんに説明しておきますね。
プラグイン選びでチェックする点- ダウンロード回数が多いかどうか
- 更新されて新しくなっているか
- 使用中のWordPressと互換性があるか
ダウンロード回数の多いプラグインは、人気のある証拠なので今後もずっと使える可能性があります。
最終更新が比較的新しければ不具合が起きづらく安心です。

例えば、上記のプラグインは、インストール数が1000回あるので良さそうに見えますが、最終更新が2年前なのでバージョンがかなり古いことが分かります。
一見良さそうに思えても、最新のWordPress環境で不具合が起こる可能性があります。
更新されているか、比較的多く利用されているかを基準にプラグインを選びましょう!
入れるべき必須のWordPressプラグイン5選

それでは、おすすめのWordPressプラグインを紹介していきます。
今回、紹介するのは絶対に入れておくべきプラグイン5つと、入れておくと便利な人気プラグイン5つです。
まず最初に必須の5つのプラグインを紹介しますが、WordPressには備わっていないセキュリティやバックアップなどの機能なので、ぜひ入れておくことをおすすめします。
必須のプラグイン
- UpdraftPlus(WordPressのバックアップ)
- Broken Link Checker(リンク切れチェック)
- XML Sitemaps(サイトマップ送信)
- SEO SIMPLE PACK(SEO対策)
- SiteGuard WP Plugin(セキュリティ強化)
それでは1つずつ解説していきます。
①:UpdraftPlus(WordPressのバックアップ)

WordPressのサイトをバックアップ&復元してくれるプラグインです。
データの消失はサイトの崩壊につながるので、万が一WordPressに何かあった時のために必ず導入しておきましょう!
以前は「BackWPup」というプラグインが有名でしたが、今は「UpdraftPlus」の方が利用者が多く評価も高いです。
UpdraftPlusの最大のメリットは、管理画面から簡単に復元が出来る事です。
BackWPupは、phpMyadminなどにログインして復元しなければいけないため複雑な手順を踏まなければいけません。
ほとんどのデータをバックアップしてくれますし、復元が初心者でも簡単なのでお勧めのバックアッププラグインです。
自動バックアップを1回設定しておくと、決まった日時に毎回自動でバックアップしてくれるのでとても便利です。
ただし、自動バックアップの時間指定ができないので、初回のバックアップ設定をネット回線が混み合っていない深夜1時や2時に設定する必要があります。

自動バックアップの設定はこちらの外部記事を参照してみてくださいね。
ちなみに私の設定は以下のようにしてあります。

保存先はGoogle DriveかDropboxがおすすめで、私はGoogle Driveに保存しています。
より高機能な有料版もありますが、無料のUpdraftPlusで十分ですよ!
②:Broken Link Checker(リンク切れチェック)

あなたのサイトに貼ってあるリンク先が、正常か否かをチェックしてくれるプラグインです。
リンクが切れていると読者にとても残念な思いをさせるだけでなく、その記事の信頼度も低下するのでSEO的にもよくありません。
記事が増えると、1つ1つリンクが切れていないかを確認するのはとても大変な作業なので、Broken Link Checkerで自動でチェックしてもらいましょう。
画像が無くなってしまった場合や、引用したツイートの元ツイートが削除された場合も知らせてくれます。
③:XML Sitemaps(サイトマップ送信)

もし『XML Sitemaps』というプラグインが見当たらない場合は、『XML Sitemap & Google News』というプラグインもお勧めです!
サイトマップと呼ばれるあなたのサイト設計書を自動生成して、Googleなどの検索エンジンにコンテンツの存在をお知らせしてくれるプラグインです。
つまり、主要な検索エンジンにあなたのサイトの最新情報を自動送信してくれます。
まず「Googleサーチコンソール」にあなたのWebサイトを登録しておくのですが、記事の投稿の度に登録しているサイトマップを自動で最新状態にしてくれます。
一度設定すれば、サイトマップの自動更新、検索エンジンへ自動通知してくれるので、あとは何もする必要がありません。

検索エンジンにサイトの状態を適切に理解してもらうことはSEO効果があります。
設定方法は、XMLサイトマップを作成しサーチコンソールに登録する方法【WordPress】で解説しています。
注意
『All in one SEO Pack』や他のプラグインでもXMLサイトマップを作れますが、『XML Sitemaps』でも作ってしまうと不具合が発生しますので、どれか一方でサイトマップを作るようにしましょう。
④:SEO SIMPLE PACK(SEO対策)

必要最低限の機能がそなわったシンプルなSEO対策プラグインです。
運営しているサイトを検索結果の上位に表示にさせるためにはSEO対策が必要になります。
WordPressのSEO対策プラグインは、『All in One SEO Pack』と『Yoast SEO』が2強と言えます。
ただし『All in One SEO Pack』は設定項目が多すぎたり他のプラグインとの干渉やバグがあってやっかいなんですよね。
『Yoast SEO』の方が世界的に利用者が多くおすすめできますが、設定項目は分かりづらくて初心者に優しいとは言いがたいでしょう。
『SEO SIMPLE PACK』であれば、設定はデフォルトのままでほぼOKですし、バグなどもないので初心者でも楽々利用できます。
また、アナリティクスとサーチコンソールの設定を『SEO SIMPLE PACK』でしておけば、今後はテーマを着せ替えるたびに設定し直す必要がなくなります。
WordPressのテーマ側で、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの登録ができるのであればそれでもいいのですが、SWELLのようにテーマ側に設定機能がない場合は、このプラグインを使ってID登録するといいですよ。

アナリティクスとサーチコンソールの登録は、テーマかプラグインどちらか一方でのみ行いましょう。重複して設定すると正確なデータが取れません。
『SEO SIMPLE PACK』の設定は簡単なので調べるとすぐできます。
また、「フロントページのディスクリプション」は必ず設定しておくとより良いですよ。
⑤:SiteGuard WP Plugin(セキュリティ強化)

WordPressのセキュリティを強化してくれるプラグインで、主に不正ログインの対策をしてくれます。
WordPressは世界中に利用者がいるため、WordPressサイトを狙ったスパム攻撃やハッキングは当然あります。
このプラグインは、ログイン時の日本語認証や画像認証機能を追加できたり、ログイン連続失敗でロックをかけてくれたりします。
ログイン履歴もリストで見れるので、不正なアクセスも発見しやすいですよ。

また、コメント欄を設置しているならば、画像認証をしないとコメントが送れないようにできるためスパム対策にもなります。
設定はかんたんで、必要な機能を「on」に、不要な機能を「off」にするだけ!下の画像のようにチェックマークが入るようにすればOKです。

詳細が知りたい場合は、こちらの【セキュリティ対策】WordPress「SiteGuard WP Plugin」の使い方を徹底解説を読まれると良いと思います。
「Siteguard WP Plugin」を有効化するとログイン画面が変更になります。ログイン画面が変更になったというメールが届くので、新しいログイン画面を必ずブックマークするなり保管しておきましょう。
入れておくと便利な人気プラグイン5選

必須という人もいるくらいおすすめな人気プラグインを5つ紹介します。
おすすめ人気プラグイン
- EWWW Image Optimizer(画像サイズの自動圧縮)
- WP Revisions Control(リビジョンデータ制限)
- Invisible reCaptcha for WordPress(スパム対策)
- Contact Form 7(お問い合わせフォーム)
- Table of Contents Plus(目次の自動作成)
MEMO
ちなみに『TinyMCE Advanced』は、旧エディター(クラシックエディター)で記事を書く場合は重宝しますが、ブロックエディターではあまり必要ありません。Add Quick Tagも同様にクラシックエディター向けのプラグインです。
それでは1つずつ解説していきます。
①:EWWW Image Optimizer(画像サイズの自動圧縮)

WordPressにアップロードした画像を、自動で圧縮してくれるプラグインです。
画像のデータが大きいとサイトが重くなり、表示速度が遅くなってしまいます。
読者がサイトから離脱してしまわないように、画像を圧縮して表示速度を改善しましょう。
一度設定してしまえば、今後は自動で圧縮してくれますよ!

またあまりにも大きな画像データは、オンライン上(画質を保ったままjpg,pngのファイルを圧縮)などでまず圧縮してから、WordPressにアップロードすることをおすすめします。
EWWW Image Optimizerの設定方法は、「EWWW Image Optimizer」の最新設定方法と使い方【画像の自動圧縮プラグイン】で解説しています。10分ほどで設定が終わります!
②:WP Revisions Control(リビジョンデータ制限)

リビジョンとは、記事を下書き保存するたびに増えていく記事の保存データのことです。
現在の記事と過去の記事データを比べることができ、修正・追加・削除された部分をハイライト表示してくれます。
そして、戻したい過去の状態にクリック一つで復元することができるんです。
前の内容に戻せるとても役立つ機能ですが、リビジョンがどんどんデータベースに溜まっていくので動作が重くなってしまいます。

20,30と下書きデータが溜まっていき100近いデータ数になることも。
「WP Revisions Control」はリビジョンの最大保存数を設定できるプラグインで、データが無意味に増えるのを防いでくれます。
設定は1分で終わります!
まずプラグインをインストールし有効化します。そして、管理画面の「設定」→「投稿設定」に進んでください。

ページの一番下に「WP Revisions Control」という項目があるので、リビジョンの最大保存数を入力して終了です。

MEMO
「最大保存数を5」とした場合、6個目のリビジョンが作成された時は一番古いものから削除されていきます。常に新しいリビジョンが5個保存されている状態です。リビジョンの機能はあまり使わないので3〜10で設定しておけば大丈夫です。
③:Invisible reCaptcha for WordPress(スパム対策)

ブログに問い合わせページを作成した場合、設置した問い合わせフォームからスパムメールが頻繁に届くようになります。
スパムメールを遮断してくれるGoogleの認証システムをreCAPTCHAと呼び、「Invisible reCaptcha for WordPress」でreCAPTCHAが設置できます。

reCAPTCHAはフォームの送信者が人間かロボットかどうかを自動で判別し、BOTのスパムメールをほとんど弾いてくれます。
さらに、お問い合わせフォームだけでなくWordPressのその他のフォームにも認証機能を導入できるので、コメント欄やログインフォームのセキュリティ対策にもなるんです。
reCAPTCHAの前は、スパムコメント対策といえば「Akismet」が有名でした。
「Akismet」は商用利用すなわちアフィリエイトをするなら、本来は有料で利用しなければいけません。ですが、ほとんどの人はグレーなまま無料で使っていると思います。
その点reCAPTCHAは完全に無料なので心置きなく利用できます。
わたしも最初はスパムコメント対策にはAkismetを使っていましたが、reCAPTCHAを設置してからはAkismetは削除しました。

次に紹介するお問い合わせフォーム作成プラグインと合わせて解説していますので、お問い合わせフォームを作りながらreCAPTCHAの設置ができます!
④:Contact Form 7(お問い合わせフォーム)

お問い合わせフォームを作成することができるWordPressプラグインです。
お問い合わせフォームといえばコレというほど、とても有名なプラグインです。
とても簡単に設定でき、自動メール返信機能もあります。
お問い合わせフォームを設置の仕方と先ほどのreCAPTCHAによるスパムメール対策の仕方を、「Contact Form 7」の使い方&スパムメール対策「reCAPTCHA」の導入方法で解説しています。
お問い合わせページを作りたい方は2つ同時にぜひ導入してみてください。
⑤:Table of Contents Plus(目次の自動作成)

ページにあるH1〜H6の見出しタグから、自動で目次を作ってくれる有名なプラグインです。
記事を書く場合、H2見出し、H3見出しと使い分けて文章を書いていきますが、その見出しタグを自動で読み取って、自動で目次を表示してくれるのです。
目次にはリンクも付いており、クリックするとその見出しにジャンプするのでとても便利です。
もともとテーマに目次機能があればこちらは必要ありません。たとえばAFFINGERには目次機能がないのでプラグインが必要ですが、SWELLには目次機能がもともと備わっています。

サイトに目次を作りたい人におすすめです。
WordPressプラグインのインストールと有効化

最後に、プラグインの入れ方を紹介します。
実際の画像を使って分かりやすく解説しますね。
step
1
WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。

step
2
検索窓でプラグインの名前を打ち込みましょう。

step
3
追加したいプラグインが見つかれば、「今すぐインストール」のボタンをクリックしましょう。

step
4
インストールが完了したら「有効化」ボタンをクリックしましょう!


有効化しなければ、プラグインは使えません。
まとめ:初心者はWordPressテーマ&プラグイン10個で開始すればOK!

今回はWordPressに必要最小限のおすすめプラグインを10個紹介しました。
必須のプラグイン
- UpdraftPlus(WordPressのバックアップ)
- Broken Link Checker(リンク切れチェック)
- XML Sitemaps(サイトマップ送信)
- SEO SIMPLE PACK(SEO対策)
- SiteGuard WP Plugin(セキュリティ強化)
おすすめ人気プラグイン
- EWWW Image Optimizer(画像サイズの自動圧縮)
- WP Revisions Control(リビジョンデータ制限)
- Invisible reCaptcha for WordPress(スパム対策)
- Contact Form 7(お問い合わせフォーム)
- Table of Contents Plus(目次の自動作成)
便利なプラグインはたくさんありますが、入れすぎるとサイトが重くなり表示速度が落ちてしまいます。
書いていく中で何が不足しているか分かってきますので、必要なものをその都度入れていくのがおすすめです。
私は、30記事くらいまでは最初に入れたプラグインだけで十分でした。

プラグインを最低限の数に抑えるために、WordPressテーマの導入は大切です。
ブログにおすすめのWordPressテーマで分かりやすく説明していますので、導入がまだの人はチェックしてみてください。